世の中の事件色々

時代の変化に伴い増え続けるネットオークショントラブル

インターネットが普及した昨今、不要になった私物の処理方法やプレミア品のやりとりに個人間でも盛んにやりとりされているのがネットオークションです。簡単な手続きのみで開始出来る事も有り随分身近になったものですがそれに比例して増加するトラブルについても危機感を持たなくてはいけません。

落札後に指定金額を振り込むも品物が送られて来ない、到着した品物が破損していた等その種類は多岐にわたり、中には該当者が逮捕される刑事事件に発展している場合もあるのです。手軽に始められるサービスだからこそ、各々がそういったトラブルを事前に回避する心構えを持つ事が重要です。

始めに、入札前には必ず出品者の過去のやりとりを確認しましょう。過去の評価によって出品者の信用度が大きく上下します。勿論これが全てではありませんが、例えば喉から手が出る程入手したい品物が破格で出品されている場合に、それを手放す側にどんな利があるのか一度考えてみるだけでも違います。そして希望している品物を実際に落札出来た時には自分自身もまた信用の出来る落札者として出品者に安心感を持ってもらわなければいけません。個人同士のやりとりであるからこそ慎重に、丁寧に手順を追っていけばそれが一番のトラブルや犯罪防止に繋がるのです。

出品者側が注意しなければいけないのは、オークションに出そうとしている品物に関しての情報に嘘が無い事の確認です。本人に悪気が無い場合にも説明漏れからトラブルに発展する事案は少なくありません。取引相手は品物に対して金銭を支払っているのですから、誠意を持って丁寧にやりとりをしましょう。

当たり前の事ですが、新品同然の中古品を新品と偽ったり本物そっくりのレプリカを本物と偽る事は全て詐欺に当たります。ばれなければいい、これくらいなら構わないというような気持ちで無責任な出品をしてはいけません。加害者側として犯罪の当事者になってしまわないよう注意が必要です。

以上を踏まえた上でもオークショントラブルがゼロになる事はありません。もしも自分が当事者になってしまった場合には無料でも相談が出来る弁護士を探し、話を聞いてもらうだけでも変わる事があります。不安に感じた事は一人で抱え込まず信用の出来る相手に相談して犯罪防止に努める事こそ重要です。

DATE:2016/08/03


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